高知への旅

梅雨明け間近の高知市へ2泊3日の旅をしました。
きっかけは、京都、ギャラリーモーネンスコンピスの展に2度来てくださった、
『花と器Sumi』の関川庸子さんのお誘いからでした。
関川さんが醸し出す南国土佐の空気に惹かれました。

羽田から飛行機で1時間と少し、自宅から飛行場に行くよりも短い時間で龍馬空港に到着。
空港は、シンプルで、出口までもあっという間で、気分がよいです。

空港まで迎えに来てくださった関川さんの軽のボックスカーで、
先ず最初に行ったのが、港の土曜市高知オーガニックマーケット。
ここでぱん!と目が開きました。
この空気は写真でも、文章でも伝えにくいものがあります。
がらんとしているけれど、寂しくなく、ゆったりとした素晴らしい時間が流れています。
出店者の方々の表情がよいです。『はなればなれ珈琲』にて一服。
その後、少し回り道をして、市街地へ。Sumiでお店の方と合流して、
『ゆたか』でおうどんをいただきました。久々の本格讃岐うどん、美味しかったです。

お宿のMhouseに荷物を置き、最初の目的地、terzo tempoに行きました。
店主の佐野寛さんが創る、無理のない、自然体な空間が魅力です。
絵をあれこれと広げて見ていただきました。
来年の春に何かできればという話となりました。楽しみです。

その後、市内散策をしました。静かな街に似合うお店があちこちにあり、
ゆったりとした気分になりました。
一転、ひろめ市場は凝縮した人の密度と熱気で、その対比にも魅力を感じました。

夜は関川邸にて夕食をごちそうになりました。
高知ならではのカツオのタタキや旬の野菜を使った料理がとてもおいし
かったです。

2日目。自転車を借りて、日曜市に。
延々と続く屋台に感動しました。
それぞれ自慢の野菜や果物、魚等を並べ、
ゆったりと構えている様は高知の心髄を見る思いがしました。

次の目的地sumicaは、日曜市から自転車で数分北にある洞が島町にあります。
店主の大久保裕子さんの手料理とお茶をいただける素敵なカフェです。
特製のごちそうに感激しました。
大久保和声さんの内装と味な古道具も大いなる見所です。
大久保さんが、natsuno hiraiwaの本と出会い、それがSumiへと繋がってゆきました。
ご縁を感じます。

3日目。Sumiにてnatuno hiraiwaの来春の展示会についての打ち合わせ。
そこへ待ち合わせした、松林誠さん、由味子さんと合流。牧野植物園へ。
十数年ぶりの植物園はかなり様変わりしていて、建物がちょっと作り過ぎなのが残念。
以前ののどかさが好きでした。

五台山を下って、松林邸へ。
古い建物は、薄暗く、落ち着いていて心地がよく、
無理なところが全く感じられない空間でした。
ポラロイドカメラで遊ぶ。

そこから空港へ。
短いながら充実の旅は一息をつきました。

短期間に本当に沢山の人と出会い、お話ができたのが、
旅の最大の収穫でした。
先々でお世話になった皆さんに感謝します。
ありがとうございました。