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藤川孝之アトリエ展 2011

お越し下さった皆様に感謝します。

この度のアトリエ展は、2009年に続いて2度目の開催になりました。
最初の展では部屋の大掃除から始めましたが、
今回は、間に自身以外の展を挟んでいたので、場がすんなりと形作られた感があります。

展の概観は一年前から構想がありました。
青木隼人さんの音楽、平岩夏野さんのお菓子、津隈はるかさん、飯田ゆりあさんの写真、増満兼太郎さんのスタンド。
そしてこの春このアトリエで開催したseiken工作所展でご一緒した、かえる食堂こと松本朱希子さんのお菓子。
この盛り沢山な内容と絵をどうまとめるかを考えました。

展示した作品は2009年以降に描いたドローイング、コラージュのほとんどを積み重ねて並べました。
真ん中に机を置き、図書館のように絵を見てもらいたいと考えました。

青木さんとは春に新潟の展でもご一緒していて、共有のイメージがある気がしていたので、内容はお任せしました。
そうして出来上がった会場音楽は、高知、新潟でもそのバリエーションを聴いていた、
『room echo』という曲で、音が反射して連なってゆくイメージでした。
アトリエの時間の流れに変化ができました。
そして、青木さんには展の初日の夜と文化の日の朝にギター演奏会をお願いしました。
今回は一緒に絵を描く場所がなかったのが残念でしたが、
夜の虫の声や朝の少し薄暗い光に溶け込んだ演奏だったと思いました。

加えて、夜の演奏会にはかえる食堂のおつまみ、
朝の演奏会には平岩夏野のお菓子のおもてなしがあり、
それぞれに暖かで美味しい内容で演奏に緩やかなアクセントがついた気がします。
それ以外の日にも、かえる食堂のカステイラや平岩さんのフルーツケーキをお出ししました。

津隈さん、飯田さんは、日大写真学科に籍を置き写真を撮っている方で、
アトリエを撮影した作品を並べようということになりました。
津隈さんは35mmのカラーネガを使って撮影し、自ら現像、プリント。
飯田さんはカロタイプという技法で撮影、プリント。
この技法ではネガも印画紙も自作し、大判カメラで撮影されていました。
作品は感性の揺らぎが素直にでる津隈さん、不動のモチーフを焼き付ける飯田さんという印象でした。
その後を見てみたいなあと思わせる作品たちでした。

増満さんのスタンドは前回の展でも使っていて、
紙に描いた絵をとても素直に見せられる理想の展示方法だと感じていました。
机、棚、順光、逆光。様々な状況に変化してゆく、額縁では決して出せない良さがあります。
今回は幾つかの変化をつけたスタンドと壁に直接付ける枠のようなスタンドが届きました。
何れも、絵を気持ちよく引き立ててくれたと思いました。

色々なアイデアと作品が加わりとても充実した展になったと感じています。
次回はまだ決めていませんが何か楽しい場にしたいと考えています。

ありがとうございました。

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藤川孝之アトリエ展
2011年10月22日(土) -11月6日(日)
火曜日はお休み
12:00 -18:00

写真 津隈はるか 飯田ゆりあ

音楽 青木隼人

お菓子 平岩夏野 かえる食堂(10月22、23日)

展示協力 増満兼太郎

青木隼人ギター演奏会
10月22日(土) 19:00開演
かえる食堂のおつまみとお飲物付
11月3日(木) 9:30開演
平岩夏野のお菓子とお茶付

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